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日本でゲームポータルサイトといえば,「ハンゲーム」が圧倒的な知名度を誇っているが,韓国ではそこまで極端なことはなく,「NetMarble」や「Pmang」なども有名で,Hangameがポータルサイトのトップに君臨というわけではない。そのうえ,運営元である韓国NHNは検索サイト「NAVER」のイメージが強く,どちらかといえば,検索サイトの会社として広く認知されているのだ。
そんなNHNがゲーム会社としてのイメージを強く打ち出すべくサービスを予定している新作が,「Continent of the Ninth」(以下,C9)だ。C9は同社の子会社NHN Gamesが開発しているアクションMORPGで,その開発には,「Arch Lord」「R2 - Reign of Revolution」といったタイトルの開発スタッフが携わっている。
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タイトルから想像できるように,C9には九つの大陸(Continent)が登場。各大陸は悪の魔法や呪いなどで汚染されており,これを浄化するのがゲームの目的だ。
一つの大陸は五つのステージで構成されており,プレイヤーはステージを順番にクリアして,大陸を汚染している根源を除去していく。各ステージにはボスが待ち構えており,五つのステージをクリアすると「大陸ボス」との戦いとなる。大陸ボスを討伐することで,その大陸を解放できるのである。
なお,プレイヤーが選択できる職業として,「ファイター」「ハンター」「メイジ」の3種類が公開されており,このほかにも未公開のものがあるという。また,各キャラクターは2度転職でき,それぞれの特徴がより強く現れる上位職になれる。
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ここまで読むとシングルRPGのようだが,決してそんなことはない。各ステージには最大5人のプレイヤーが入れ,そのプレイヤー達が力を合わせて攻略に挑むのだ。
プレイヤーの数によって敵の強さや出現数が変化する仕組みとなっているほか,同じ敵キャラでもさまざまな攻撃/行動パターンを持っている。例えば,プレイヤーキャラめがけて突っ込んでくるだけの場合もあれば,壁などを蹴って突然進行方向を変えるなど,フェイントをかけることもあるという。
こういった攻撃/行動パターンは現時点で1500種類以上も用意されており,ステージに入ったプレイヤーの数や,難度設定などに応じ,最適なものが選ばれる。ゲームの仕組み上,同じステージで遊ぶことが多くなるが,いつでも新鮮な気持ちでプレイできるよう,工夫されているわけだ。
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C9には,独自のゲームエンジンに加え,物理エンジンの「Havok」が採用されており,オブジェクトが壊れていく様子がしっかりと表現されている。また,石や箱を積み重ね,その後ろに身を隠すといったアクションも可能。向かってくる敵を,正面からただひたすら倒していくというゲームではないようだ。
徐々に天候が変わり,雨や雪が降る様子なども描かれているが,これは単なる視覚的な演出にとどまらず,ゲームプレイにも影響を与えるという。
説明してくれたNHN GamesのNam Seok,Kim氏によれば,例えばメイジが氷の矢を放つ魔法を唱えると,敵にダメージを与えるだけでなく,雨に濡れた地面が凍りつくのだそうだ。凍った地面は滑りやすくなるため,そこに突進してきた敵は転倒し,隙だらけになるのである。今回Kim氏が挙げてくれた例は一つだけだったが,このように,天候や気象を利用した戦い方も重要となりそうだ。
実際に遊んでみたところ,スピード感は上々で,かなり気持ちよいプレイフィールを味わえた。アクション部分が丁寧に作り込まれているという印象である。
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韓国NHNは,本作のクローズドβテストを2009年第1四半期に,オープンβテストを同第2四半期に行う計画とのこと。すでに,韓国では基本料金無料/アイテム課金制のビジネスモデルを採用することが発表されている。
有料アイテムの具体例は挙げてもらえなかったが,キャラクターの能力には影響せず,外見のみが変化する衣装アイテムなどが提供される予定とのことだ。
ゲームに関し,まだ決まっていない部分も多く,今後の情報公開が楽しみな一作である。海外展開については明確に言及されていなかったが,日本でのサービスも視野には入っているようだ。その日が来ることを期待したい。
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引用元:精霊物語グランドファンタジア(Grand Fantasia) 専門サイト
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